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概要

大阪府市が推進する大規模な統合型リゾート（IR）施設の開発プロジェクトに、関西の大手鉄道会社、阪急阪神ホールディングス（HD）が参加することが決定しました。このプロジェクトには、オリックスやアメリカのMGMリゾーツ・インターナショナルの日本法人も主要投資者として名を連ねています。

IR施設の展望と阪急阪神の動き

「大阪IR」の運営は、オリックスとMGMが共に40%以上を出資する主要株主として行い、その他、関西地方の主要企業20社が小規模株主として約15%を支援していました。このたび、阪急阪神不動産が新たに株主として加わり、出資することで、プロジェクトの小規模株主は22社に増加し、出資規模も約17%に拡大しました。

阪急阪神HDは以前から大阪IRプロジェクトへの参加を慎重に検討していましたが、建設予定地である大阪市此花区の夢洲において、液状化対策工事が進行中であることや、MGMリゾーツ・インターナショナルが活動を活発化させていることが影響し、出資を決定しました。

IR施設の影響と将来展望

大阪IRは、総投資額が1兆2700億円という巨額を投じたプロジェクトで、2030年秋の開業を目指しています。カジノを含むリゾート施設は、地域経済に大きな影響を及ぼすと見られ、観光促進や雇用創出に寄与することが期待されています。

阪急阪神HDの参加により、すべての主要鉄道企業がプロジェクトに名を連ねることとなり、大阪IRの成功に向けた地域全体のサポートがさらに強固なものとなりました。今後も、この大規模プロジェクトの進行状況に注目が集まることでしょう。